バトル中は「属性」が常に付きまとうもの。攻撃をするにも、ダメージを受けるにも、属性相性により、ダメージ量が変わることもあるのだ。そこで、バトルの基礎でもある属性や、属性変更に関するポイントやテクニックを解説していく。
「属性」とは?
『#コンパス』には、火属性、水属性、木属性の3つの属性が存在する。
3すくみになっていて、火→木→水→火→……のようになっている。
敵に弱点を突いて攻撃できれば、攻撃力が1.2倍に上昇。積極的に敵の弱点を狙っていこう。
弱点を突くと、ダメージ量の下に「弱点ヒット」と表示される
これらの属性は、全てカードによって決定する。
カードにも属性と同じ、赤・青・緑の3色があることがわかる
バトル中における属性
バトル中の属性には、ヒーロー自身の属性とカード攻撃の属性の2種類があり、まずはそれをきちんと知っておく必要がある。
自分の名前の横に、火のマークが見える。これは、ヒーロー自身の属性を示している。また、下部分にはカード4枚(デッキ)が並んでいて、バトルスタート時の自身の属性は、そのデッキの一番左に設置したカードの属性になる
ちなみに、通常攻撃をするときも、ダメージを受けるときも、この名前の横に表示される属性で攻撃することになる。
攻撃と受けの両方に、自身の属性が反映されていることがわかる
しかし、カード攻撃に関しては、ヒーロー自身の属性は関係なく、カード自体の属性に依存する。
ヒーロー自身は水属性だが、カードが火属性のため、木属性の敵に弱点ヒットしている
しかし、敵の属性は常に見えるものではなく、敵への通常攻撃モーションに入った瞬間に、初めて敵の属性を確認できる。
通常攻撃範囲外や範囲内でも通常攻撃をしなければ、敵の属性を確認することはできない。
ヒーローの周りを囲むようにある輪っか(アタックリング)が通常攻撃範囲。通常攻撃のモーションをし始めた瞬間、実際にダメージが入る前でも属性が表示される
つまり、ガンナーなどの通常攻撃範囲の広いヒーローは、そのぶん離れたところから属性を判別可能になるのだ。
属性のない攻撃
通常攻撃やカード攻撃に属性はあるが、スプリンターのダッシュアタック以外のヒーローアクション(HA)やヒーロースキル(HS)による攻撃には属性がない。
そのため、弱点によるダメージアップが望めないので注意しよう。
例えば、イスタカの「マピヤ」やメグメグの「ばっちーのショードク」など、一見属性がありそうなHAだが、属性は一切ない
また、カード攻撃でも貫通効果のあるものは、カード攻撃自体に属性はない。
だが、属性変更として使うことは可能だ。
貫通効果は【貫】の文字が目印。 この文字があるカード攻撃は、「弱点ヒット」と表記が出るものの、実際にダメージは増えていない
属性変更とは?
ヒーロー自身の属性は、変更することができる。
変更方法は、変更したい属性のカードを下にフリックするだけ。
水属性のカードを下にフリックすると、水属性へ変更可能。属性変更中は、カード部分に「属性が変更されました」と約1秒間表示される
さらに、属性変更中は攻撃力が1.3倍になる。
また、水属性から水属性など、同じ属性間での属性変更でも効果がある。
属性を変更するだけで、弱点を突いていなくとも攻撃力アップ。気軽に敵へのダメージを増やせる
先ほど説明した属性による弱点ボーナス(1.2倍)と、属性変更中のボーナス(1.3倍)は、効果を重ねられるので、両方のボーナスを同時に発動できれば、攻撃力が約1.56倍にまで跳ね上がる。
しかし、属性変更は、いいことばかりではない。
属性変更をすると、約1秒間属性変更やカードの使用が一切できなくなるという欠点がある。
属性変更をすると「属性が変更されました」とカードの上に表示が出て、カードが使用不可となる。だが、属性変更中でもヒーロースキルは使えるので覚えておこう
また、クールダウン中のカードでの属性変更はできない
属性変更をバトルで活かそう
属性や属性変更について学んだところで、それをどのようにバトルで生かせばいいかを解説する。
属性を意識したデッキ編成
バトル中の解説の前に、属性にフォーカスしたデッキの組み方を紹介しよう。
バトルでは、敵の弱点を突くために属性を変えたり、逆に敵からの弱点を避けるために属性を変えたりする。
そのためには、デッキに2~3種類の属性カードを入れなければならない。
もちろん、デッキに3種類全ての属性カードがあるのが一番だ。
しかし、そのヒーローや自分に合うカードでデッキを組むと、3種類の属性をそろえるのが難しいことが多い。
こちらは、アタッカーであるアダムのデッキ例。得意の【近】カードを活かしたデッキを作ったが、木属性カードが1枚もない
このように、3種類の属性がデッキに入らないのはごく自然なことなので、無理をして入れる必要はない。
こちらは、ガンナーであるルチアーノのデッキ例。アビリティを考えて【遠】カードを入れて、足の遅さをカバーすべく守りを固くしてみたが、全て木属性になってしまっていることがわかる
基本的にデッキにあるカード4枚とも同じ属性にすることだけは避けよう。
敵の弱点を突きにくくなること以上に、この敵は木属性しかないから、火属性で攻撃すれば確実に弱点ヒットできる……と思われ、弱点を突かれやすくなるのが、最大のデメリットだ。
1枚でも違う属性のカードを入れるだけで、弱点を狙われるリスクが一気に減る。
先ほどのルチアーノのデッキを「祭りの真打ち!打ち上げ花火」から「魂を司る聖天使 ガブリエル」に変更。水属性への属性変更が可能で、 弱点が突かれにくくなった
また、通常攻撃が強いヒーローは、属性を3つそろえることで、敵の弱点を確実に狙うことができ、通常攻撃の威力を高められる。
通常攻撃が強いヒーローは、射程の長いガンナーや、乃保、マルコス、マリア、きららなどが挙げられる
こちらは、全ての属性を揃えることを意識したリリカのデッキ例。ガンナーには入りづらい火属性の枠として「忘愛の長女 アレクサンドラ」を採用。めったに使うことはないかもしれないが、攻撃ステータスが全カードでトップの高さを誇るので、通常攻撃の威力を上げられるのが魅力だ
しかし、無理に相性の悪いカードを入れて、属性を全てそろえる必要はなく、ヒーローの運用範囲内で、属性を意識したデッキが組めればいいだろう。
敵の弱点を意識した攻撃
敵の属性を射程内に収めることで把握し、弱点属性へ変更して攻撃力を上げることができる。
通常攻撃モーションに移ったため、敵が火属性だということがわかった。弱点を突くため、水属性へ変更して攻撃。ダメージ量が大きく上がっている
遠くからでも敵の属性を確認する方法
通常攻撃モーションに入らなくとも、遠くから敵の属性を判断できる方法がある。
実は、敵が属性変更をした瞬間を見ていれば、事前に敵の属性を知ることができるのだ。
敵が属性変更をした瞬間、色がついた波紋のようなものが見える。この波紋の色が、属性と対応している。写真の波紋は緑色なので、敵が木属性に属性変更したということがわかる
特にガンナーは、属性変更をしながらの通常攻撃が、基本となるので覚えておこう。
そうなると、常に属性変更して攻撃すればいいと思うかもしれないが、そういうわけにはいかない。
先ほども説明したが、属性変更中の1秒間はカードを使うことができない。
たかが1秒だと思うかもしれないが、そのスキを突かれて攻められるときも多いので油断できない。
その一例を紹介する。
敵のカイへ通常攻撃の威力を高めるために属性変更中。しかし、カイが遠距離攻撃カードで反撃。属性変更中は、カードが使えないので【防】カード(画像のシーンではディーバ)で、とっさにダメージを防げず、真正面から攻撃を受けることになってしまった
このように、敵からカードなどで反撃されたとき、とっさに対応できなくなるので、むやみやたらと属性変更をするのはやめよう。
属性変更すべきタイミング
それでは、通常攻撃の威力を上げるための属性変更は、いつすればいいのか。
基本的には、自分の身の安全が確保できているときにするのが一番だ。
具体的にそれがどんなときなのか、一例を紹介する。
敵が他の味方に夢中になっているとき
敵の注意が他の味方にいっており、誰も自分を見ていなかったら、属性変更をしても大丈夫だ。
逆に言えば、敵がまっすぐこちらへ向かっていたら、何が起きるかわからないので、属性変更をせずに攻撃したり、逃げたりしよう。
敵のソーンが味方への攻撃に夢中になっている。それを狙って属性変更をし、しっかり弱点で攻撃
敵がスタンやダウンをしているとき
スタンやダウン中は、何もできないので、属性変更で攻撃力を上げて、一気に畳み掛けよう。
攻撃する最大のチャンスとなるので、属性変更や弱点を狙ってしっかり仕留めたい
注意しなければならないこと
チャンスを狙って属性変更をしながら攻撃するのはいいが、常に他の敵に狙われていないか、マップや画面を見てチェックしておくことが重要。
狙われていると感じたら、攻撃を諦めて逃げたり、狙われている敵によっては【防】カードを使って身の安全を確保しながら確実に倒したりするなど、死なないことを最優先に立ち回ろう。
対面したヒーローによって属性変更する
敵の属性がわからなくとも、対面した敵の特徴から事前に属性を変更して、弱点対策をすることもできる。
ここで、対策ができる敵ヒーローの例を紹介する。
忠臣対面:水属性
忠臣で採用が非常に多いのが、こちらの2枚。
【近】カードを得意とする忠臣は、火属性の「機航師弾 フルーク・ツォイク」と水属性の「反導砲 カノーネ・ファイエル」の2枚をいっしょにデッキに入れている場合が非常に多い 。
そのため、忠臣が近づいてきたら、どちらの弱点にもならない水属性へと変更して、ダメージを極力減らすように心がけよう。
アダム対面:水属性、木属性
アダムのアビリティ「王宮氷術 レド=フィンブル」は、水属性のカード攻撃(貫通攻撃以外)や通常攻撃をしたときの攻撃力が1.2倍になるというもの。
アビリティ・属性変更・弱点が重なると、約1.87倍の攻撃力の攻撃を受けてしまうことになる。
それを避けるために、水属性が弱点となる火属性では、アダムに挑まないようにしよう。
まとい対面:火属性、水属性
まといもアダムと属性違いのアビリティを持っており、火属性のカード攻撃や通常攻撃時の攻撃力が1.2倍になる。
火属性が弱点となる木属性は避けて、火属性か水属性で対面しよう。
敵のカードを把握して適宜属性対応する
忠臣対面のときは水属性にすることを推奨したが、コラボカードなどで、属性が異なるときがある。
フルークの木属性版やカノーネの木属性版も、コラボ限定で登場している。時々使用しているプレイヤーがいるので、敵のカードを見たら覚えて、柔軟に属性対応するようにしよう
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