『#コンパス』23人目のオリジナルヒーローは、アダムの弟である「ソーン=ユーリエフ」。今まではカードのみの登場だったが、ついにカードから飛び出し、ガンナーとして実装された。本記事では、ソーンの性能や立ち回りについて紹介する。
2月27日のバランス調整内容
- 攻撃力が1.10倍→1.05倍にダウン
ソーン=ユーリエフの基本ステータス
ヒーローアクション(長押し):氷剣タメ攻撃/リオート・メーチ
操作エリアを長押しすることで、床から氷剣を出して、敵にダメージを与えると同時に上空へ打ち上げて着地時に転倒させる、アダムと同じようなヒーローアクション(以下、HA)。
しかし、アダムのHAとは違うところが、大きく分けて3点ある。
相違点1:射程
ソーンのHAの射程は、通常攻撃の射程と同じである。
つまり、アダムのHAよりも圧倒的に射程が短いのだ。
ソーンのHAの射程は、アタックリング(緑色の曲線)ほどまで。アダムのHAは、写真の位置からが最大射程となり、明らかに違うことがわかる
相違点2:発生時間と硬直時間
「発生時間」とは、長押しを始めてから、実際にHAが撃てるようになるまでの時間のことである。
アダムの場合は、この時間が少しかかるのに対して、ソーンは長押しを始めた瞬間といっていいほど、すぐにHAを撃つことができる。
つまり、発生時間がアダムより短いというメリットがある。
「硬直時間」とは、HAを発動してから、動けるようになるまでの時間のこと。
アダムの場合は、この時間が長く、HAが当たって敵が着地するまで動けないが、ソーンはHAが当たって敵が上空に舞っている途中から動くことができる。
つまり、硬直時間もアダムより短いのだ。
アダムのHAよりも、小回りがきくのがソーンのHAとなる。
広い通常攻撃範囲と少ないスキを生かして、敵がHAで宙に浮いている間に、通常攻撃で追撃可能だ!
相違点3:威力
アダムよりも小回りがきき、リスクが少ないぶん、威力は低め。
アダムのHAの威力が、攻撃力の約1.8倍もあるのに対して、ソーンのHAの威力は、攻撃力の約1.2倍と大きな差がある。
しかし、HAで敵を宙に浮いているときの追撃により、その穴を埋めることができる。
強力なHAを使いこなすことが、ソーン使いへの登竜門となるだろう。
ヒーロースキル:アイシクル ロード
ヒーロースキル(以下、HS)は、効果時間中ソーンの足元に、敵を凍結させるエリアを展開するというもの。
歩くと「アイシクル ロード」という名の通り、氷の道を設置できる。
氷の道に敵が入ると、凍結状態になる。アダムのHSと同様、この状態のときに1ダメージでも与えると、超ダメージ(99999)になり、敵を一瞬でキルできる
氷の道は、HS中でも時間経過とともに徐々に消えていく
凍結効果時間は約6秒。しかし、凍結対象の足元に氷の道が残っている限り、凍結効果時間は上書きされる。
つまり、凍結している敵の周りをぐるぐると歩き回れば、効果時間は上書きされ続け、ずっと凍ったままになる。
そのため、凍結時間はさらに長く感じることが多いだろう。
氷の道が展開される時間は、約10秒。これは、HS発動の演出中(実際に凍結効果が始まる蝶の羽が生えてから)、歩きながら足元に展開される凍結エリアも含んだ時間である。
そこから、演出が終わり、実際に歩ける時間が約7秒となる。
HSの演出中、ソーンの周りに凍結エリアが展開されるが、この瞬間はまだ凍結効果はない。ソーンに蝶の羽が生え始めた瞬間から、演出中でも凍結が始まる。ちょうど画像のタイミングだ
HSの効果時間が終わると、少し演出が入る。乃保のHSが終わった後に、メガネを付けて直しているときと同じ感覚だ
しかし、HS中はカードや通常攻撃、HAなど、歩くこととポータルキー取得以外のアクションができないうえに、防御力アップや持続回復など、自分の身を守るバフも付かない、無防備状態になる。
ソーンのHS演出明けを狙って、周囲攻撃や近距離攻撃で飛ばして、HSを自由に使わせないという対処法もある。足元に展開される凍結エリアは、近距離攻撃の攻撃範囲よりも狭いため、容易に対処されてしまいやすいのがデメリット
また、HS中は攻撃が一切できないので、凍結した敵に自身がダメージを与えることができない。
できれば、味方が近くにいるときに使い、凍らせた直後に倒してもらおう。
HS終了後に敵がまだ凍っているならば、自分だけでも対処可能。しかし、HS効果時間の序盤に凍らせた場合は、すでに溶けているので注意しよう。写真は、HS終了直後のもの
お試しで、スキルゲージが最大までたまる時間を計測したところ、約32秒だった。
これは、ジャンヌと同じくらいの早さで、ヒーロー全体で見ると遅めとなる。
アビリティ:王宮氷術 ミラーシ=イーニー
HSへの対処手段が多いにも関わらず、スキルゲージがたまりにくいソーン。そこをカバーしてくれるのが、兄のアダムだ。
アビリティには、アダムが近くにいると、スキルゲージが自動でたまる効果がある。
つまり、ソーンにとってのアダムは、マルコスにとってのリリカのような存在になるのだ。
アビリティ発動距離は、ソーンの通常射程より少し近いくらい。ちょうど写真の距離から発動しはじめる。スキルゲージ上昇量は、拡張済みエリア内にいるときと同じくらいだ
マルコスとリリカの関係と同じく、敵味方関わらずアダムが周囲にいればアビリティは発動する。
しかし、アビリティとポータルエリア内でのスキルゲージ上昇効果は重複しない。
エリア内にいるときは、意識的にアダムの近くにいる必要はないことを覚えておこう
基本的な立ち回り方
ソーンの強みは、全ヒーローで最も長い射程を持っていること。その射程は、リリカと同じになる。
リリカよりも耐久が脆い代わりに、通常攻撃やHAが非常に強力。
いかに敵に近づかれないようにしつつ、一方的に攻められるかが重要となる。
2月27日のバランス調整で、攻撃倍率が下方修正。しかし、ソーンの通常攻撃の強さは健在だ。
開幕は基本的に1番手前のポータルキーへ
ほとんどのガンナーと同じになるが、試合開始直後は、まず最も手前にあるポータルキー(A,E)を取得して、ある程度エリアを拡張しておこう。
味方にアダムがいるときでも、1番手前のポータルキー取得して問題ない。
手前のポータルキーを取り、少し広げたら、前線へ助けに行こう。この時点では、エリアをフルに拡張する必要はなく、無理にスキルゲージをためなくてもいい
グレートウォールの場合は、最初に少しエリアを拡張している間に、C地点へ向かう敵へHAで牽制できる。味方が安全にC地点を制圧できるようにサポートしよう
HAを使いこなそう
ソーンを使う際に、ポイントとなってくるのがHAの使い方。
HA紹介部分でも解説したが、HAで敵を宙に浮かせている間の、通常攻撃による追撃が強力なので、使いこなしていこう。
トドメとして使うとより効果がある。敵に回復を使うスキを与えずに倒すことも可能だ
また、近づいて来る敵に使っても強力だ。
アダムがこちらに近づいてくるのがわかる。他の敵に狙われていないので、ここは逃げるのではなくHAを当ててみよう。特に、【遠】カードを持っていないアタッカーに対して決まりやすい
ただし、むやみやたらとHAを使うよりも、通常攻撃をしていたほうが強い場面も多い。
敵や味方の状況を見て、HAと通常攻撃のどちらを使えばいいか、きちんと判断する力が試されるヒーローでもある。
ガンナーの攻撃が通らない遮蔽物の裏側にいる敵も、HAでけん制可能。ただし、距離感がつかみにくいので、慣れていこう
ピンチの味方を狙う敵をHAで飛ばして、助けることもできる。自己防衛だけでなく、味方のためにも使えるのだ
実は防衛でも逆転でも使えるHS!
ガンナーらしく立ち回っていれば、1試合に1回はスキルゲージがたまるソーン。味方にアダムがいれば、難なく2回ためきれるので、有効活用していきたい。
ただ、通ったところを徐々に氷の道にしていく仕様のため、真正面から敵に近づいて凍らせようとすると、ほぼゼロ距離でないと凍らせることができず、使いこなすことは難しめ。
強引に近づこうとしても、その間にダメージがかさみ、不発に終わることも少なくないはず
しかし、使うタイミングを見極めれば、防衛でも逆転狙いでも頼もしいHSとなる。
HSと相性のいいカードが、移動速度アップ効果のあるカード。HSの直前に使えば、氷の道を素早く長く展開できる。ガンナーの中でも速いほうではないソーンの移動速度を補えるため、HS使用時以外でも活かせる
防衛の場合
ソーンのHSは、演出時間が乃保やディズィーに次いで長いので、完全にピンチになってしまってから使うのでは遅い。
早めに使うことを心がけておこう。
味方に攻撃カードを使ったソルと、HS演出明けのディズィーの2人の間を通り、同時に凍結させた
移動とポータルキー制圧以外のアクションができないので、自力で倒せるのはHS終了後になるが、もし味方が近くにいれば、積極的に処理してもらおう。
逆転狙いの場合
防衛時でもそうだが、逆転狙いの目的でHSを使う場合は特に、味方が近くにいるときに使うことが重要。
ソーンのHSで、取り返したいポータルキーまでの道を通せんぼする形で、氷の道を作っていこう。
その間に、味方にポータルキーを奪取してもらうという流れになる。
立体交差やグレートウォール、太鼓の達人のC付近は1本道で道幅も狭いため、簡単に道を塞ぎやすい
C地点へ向かおうとすると凍結するため、敵はポータルキーが取られるのを見守ることしかできない。そのスキに、味方がC地点を制圧。この連携が強いので、味方がいるときに使いたい
また、ソーンよりも足の遅いタンクが前線を張っている場合も、積極的に狙いたいところだ
たかさん広場など、C地点周辺がひらけている場合は、C地点を円で囲んだり、敵に遠回りをさせるようにしたりと、工夫してみよう。
ソーンのHSへの対処法・注意点
先ほどの解説のように、うまくHSを使えればいいのだが、ソーンのHSは対処法が多く、思うように歩けないままタイムアップになることも少なくないだろう。
- 【近】や【周】カードで飛ばされる
- アダムやまといなどのHAで、遠くから飛ばされる
- ガンナーの通常攻撃や【遠】カードで倒される
こちらは、ソーンのHS対処法の一例だが、敵にHSを使うまでもなく、簡単に足止めやキルをされてしまうことがわかる。
HSの使うタイミングを見極めなければならない。
攻撃カードは【周】がおすすめ!
攻撃カードの発動速度は、【周】がレムと同じ発動速度で、トップクラスに速い。
硬直時間も最短であるディズィーやコクリコの次に短く、とても快適に使えそうだ。
その代わり、他の攻撃カードの発動速度は総じて遅く、使いづらいので、採用は難しいだろう。
ガンナーのなかでは、最も速い【周】の発動速度を誇る
【近】は、ポロロッチョやヴィオレッタよりわずかに遅い。【遠】は、イスタカと同じ程度。【連】は、ジャンヌよりもわずかに遅い。どれも全ヒーローのなかでは遅いほうなので、採用にはほど遠い
ランクFから使えるおすすめデッキ
- ドリーム☆ミーティア(自分の移動速度を25秒間中アップ)
- -蒼王宮- 第一魔剣 サヴァイヴァーニィ(自分の攻撃力を12秒間中アップ)
- 警備ロボ Guardoll-4771(被ダメージを10秒間40%カット)
- 雨霊の加護 ウィネバ(ライフを30%回復)
最長射程を持つ通常攻撃を強化するためのサヴァイヴァーニィ、HS中の移動を速くするためのミーティアを入れたデッキ。
しかし、回復枠のウィネバは、回復量が体力の30%ぶんと心もとないので、ランクE以降次々と解放されるSR以上の回復カードを入手次第、入れ替えていこう。
Eランク到達で入手可能となる「聖女の守り手 リリィ」や「楽団員 アルプ」は、ウィネバの回復量の2倍となる、体力の60%を回復できる
ランクS1以上のおすすめデッキ
耐久力の低いソーンは、ダメージを極力受けないようにしたいのと、全ヒーローのなかでも最速に近いほど発動が速い【周】カードを使いながら、敵に近づかせない戦法で立ち回りたいところ。
万能型
- 【周】枠(ダウン効果のあるもの)
- 楽団姫 ディーバ
- 全天首都防壁 Hum-Sphere LLIK
- 魂を司る聖天使 ガブリエル
【防】カードを2枚入れることで、死なないことを重視したデッキ。
【周】カードの枠は、ダウン効果のないものは非推奨となる。
ダウン効果のある【周】カードでおすすめのものはこちら。スタン効果のある【周】カードもあるのだが、クールタイムが長く回転率が落ち、いざというときに身を守れない場面が増えるため、採用する優先度は低め
ソーンにとってつらいことは、【防】カードを使われながら近づかれること。
HAで飛ばすこともできず、逃げるしかなくなる。
そこで、対抗手段として有効なのが、ガードブレイク効果のある【周】カード。
デッキに入れておけば、相手が【防】カードを使っても使っていなくても、安心して近づけないようにすることができる。
ガードブレイク(【破】)効果のある【周】カードはこちらの2枚。【周】カードの発動がトップクラスに速いソーンには相性がいい。「【超高校級の幸運】狛枝 凪斗(右)」は、コラボ限定カードとなっている
デッキ例の代用カード
カード名 | 代用カード名 | ||
---|---|---|---|
![]() | 楽団姫 ディーバ | ![]() | 【SR】帝皇機神 ケーニヒ・イェーガー |
![]() | 【R】アイちゃんのオススメ防弾パーカー | ||
![]() | 【N】警備ロボ Guardoll-4771 | ||
![]() | 全天首都防壁 Hum-Sphere LLIK | ![]() | 【UR】究極系ノーガード戦法 |
![]() | 魂を司る聖天使 ガブリエル | ![]() | 【SR】聖女の守り手 黒猫リリィ |
![]() | 【SR】楽団員 アルプ | ||
![]() | 【R】雨霊の加護 ウィネバ | ||
![]() | 【R】保健室の救急セット |
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