『#コンパス』で、立ち回りが難しいと言われているロールの「タンク」。ポータルキーを守るのが主な役割だが、ただエリア内に居座っているだけでは、勝つことが難しいときもある。また、劣勢になってからの立ち回りが最も難しいロールでもある。そこで、本記事では、ポータルキーを守る立ち回りはもちろん、リードを許しているときにどうしたらいいかなど、タンクについて徹底解説していく。
「タンク」とは?
『#コンパス』の4種類あるヒーローロールの1つ。
他のロールと比べて、体力や防御力などの耐久面のステータスが高め。
それを活かして、ポータルキーや味方を守ることが、タンクの役割となる。
ヒーロー選択画面で、左上にあるマークでロールがわかる。タンクの場合は、盾が目印だ
他のロールなら倒されてしまうこの場面でも、タンクならある程度耐えることができる。味方の援護が来るまで、ポータルキーをしっかりと守り抜こう
タンクの特徴
タンク全ヒーロー共通で、他のヒーローとは異なる特徴がいくつかある。
これらを把握しておかなければ、タンクを使いこなすことはできないので、しっかりと理解しよう。
- ヒーローアクション中でも、マップ視認やカード使用可能
- 攻撃カードなどで飛ばされにくい
- 攻撃のプッシュ量が大きい
ヒーローアクション中でも、マップ視認やカード使用可能
アタッカーやガンナーで、ヒーローアクション(以下、HA)を使うと、以下のような画面になる。
左がアタッカーの忠臣、右がガンナーのまといがHAをしている画面。どちらもHAは、マップが表示されず、画面下部にあるカードなどの表示も消えている
つまり、HA中はマップを見て敵の位置を確認することも、カードやヒーロースキル(以下、HS)、属性変更をすることも一切できないということだ。
これによって、HAはうまく使えばチャンスに繋がることがあるものの、場合によっては大きなスキになり、最悪の場合倒されてしまうことがある。
しかし、タンクの場合は、HA中でもこれらが表示されるので、HAをしていても大きなスキになることはない。
比較すると、画面が明らかに違うことがわかる。タンクはHA(長押し)をしながら、カードやHSの使用、属性変更ができ、マップを見て状況判断も可能だ
片方の指でHA(長押し)しつつ、もう片方の指でカードが使える。これによって、アタッカーやガンナーよりもHAのスキができにくい
これは、タンクの基本中の基本なので、ぜひ覚えておこう。
攻撃のプッシュ量が大きい
近距離攻撃や周囲攻撃など、カード攻撃のプッシュ量が、他のロールと比べて、タンクは大きくなっている。
こちらは、スプリンターであるアタリとタンクであるグスタフが、それぞれ周囲攻撃(オールレンジ)で攻撃したときのプッシュ量の比較。グスタフのほうが、敵を遠くに飛ばせていることがわかる(※)
これによって、敵をポータルキーから遠くへ飛ばしてから戻ってくるまでに、ポータルキーを奪取しやすくなっている。
※タンク以外のヒーローでも、ヒーローごとにプッシュ量が異なる
攻撃カードなどで飛ばされにくい
まず、「飛ばされる」とは、どういうことかを説明する。
近距離や周囲攻撃カード、特定のヒーローのHAなどで、画像のように弾き飛ばされることをいう。飛ばされると、その間にポータルキーを奪われたり、着地時に転倒してスキができたりと、悪いことだらけだ
しかし、タンクはその飛ばされる高さや距離を軽減できる。
こちらは、アタッカーであるアダムとタンクであるジャンヌに、それぞれ近距離攻撃カード(フルーク)を受けたときの吹き飛び量の比較。違いは一目瞭然。飛ばされにくいと、そのぶんポータルキーを守りやすくなる
タンクのおすすめカード
タンクに共通して、おすすめのカードがいくつかあるので紹介する。
どこにでもいけるドア
- スキル:前方にあるポータルキーに瞬間移動(ワープ)
- クールダウン:100秒
- 発動時間:長
- 解放ランク:C
おすすめヒーロー(タンク)
ポータルキーを守る役割であるタンクだが、耐久力がある代わりに、移動速度の遅いヒーローが多い。
また、他のロールと比べて、ヒーロー単体での逆転力が低いので、是が非でもポータルキーを守り抜かなければならない。
そこで便利なのが、「どこにでもいけるドア(以下、ドア)」。
タンクを使っているほとんどのプレイヤーが採用している、大人気カードだ。
自分が向いた先にあるポータルキーへ、一瞬でワープができる。奪われそうなポータルキーや取りたいポータルキーへとすぐに移動できる、タンクととても相性のいいカードだ
しかし、ドア最大の欠点が、クールダウン時間が長いこと。
1試合に使える回数は、最大2回(※)のみなので、使うタイミングをしっかり考えなければならない。
※「クールタイム短縮」メダルを一定数付ければ、1試合最大3回使える場合もある。
回復カード
体力を回復すれば、耐久できる時間も長くなるので、必ず1枚は入れておくべき回復カード。
しかし、回復カードは種類が多く、どれがタンクに合うのかわからないプレイヤーもいるだろう。
回復カードには、即時回復、持続回復、全体回復、エリア回復の4種類がある。
今回、コラボ限定カードしかないエリア回復は、考察しないものとする。
タンクに最もおすすめの回復カードは、持続回復カードである「祭りの真打ち!打ち上げ花火(以下、花火)」。
- スキル:体力を持続回復(10秒間で最大120%)
- クールダウン:35秒
- 発動時間:短
- 解放ランク:D
おすすめヒーロー(タンク)
全ヒーロー
花火は、すべての単体回復カードのなかで、最も総回復量が多いので、耐久面ではとても頼もしい。
しかし、花火を含めた持続回復カードの天敵が、「-蒼王宮-氷冠女王イデア=N=ユランブルク(以下、イデア)」。
イデアは、敵の強化効果だけでなく、持続回復効果まで打ち消す。
つまり、イデアに打ち消されると、回復しきれなくなってしまうのだ。
体力を回復するために、花火を使用。しかし、効果時間中にイデアで打ち消され、体力をじゅうぶんに回復することができなかった
しかも、イデアは採用率がそれなりに高い。使う敵が増えてくると、持続回復カードを思ったように使えなくなる。
そこで、安定して回復ができるのが、即時回復カードである「魂を司る聖天使 ガブリエル(以下、ガブリエル)」。
- スキル:体力を100%回復
- クールダウン:30秒
- 発動時間:短
- 解放ランク:E
おすすめヒーロー(タンク)
即時回復は、カードを使うと一気に回復できる。
例えば、ガブリエルはカードを使うとすぐに、体力が全快する。
イデアの影響を受けず、安定して回復できるのが、即時回復のメリットでもある。
基本的に、タンクの回復枠は、花火かガブリエルから選ぶようにしよう。
帝皇機神 ケーニヒ・イェーガー
- スキル:被ダメージを50%減らす(10秒間)
- クールダウン:28秒
- 発動時間:無
- 解放ランク:B
おすすめヒーロー
敵からのダメージを軽減や、状態異常を防げるので、耐久面で非常に心強いカードだ。
しかし、他にもダメージ軽減できるカードがあり、「帝皇機神 ケーニヒ・イェーガー(以下、イェーガー)」よりも軽減率が高いものもある。
左が「究極系ノーガード戦法」で、ダメージ軽減率は80%、右が「全天首都防壁 Hum-Sphere LLIK」で 、ダメージ軽減率は100%
しかし、タンクではどちらも採用率が低め。
そこには、発動時間が大きく関わってくるのだが、詳しい理由は、以下のページをご覧いただきたい。
タンクの立ち回り
今回は、ドアを採用しているタンクの立ち回りを中心に解説する。
グスタフやモノクマなど、ドアを入れなくても強さを発揮するヒーローの立ち回りは、ヒーローごとの立ち回り記事をチェックしていただきたい。
ドアをデッキに入れている場合、最も重要なのが、試合開始直後のドア使用だ。
タンクはポータルキーを守ることを得意としていても、奪い返すのは苦手。
まずは、ドアを使って、誰よりも先にポータルキーを取るのがタンクの役割となる。
肝心のワープ先だが、基本的には敵陣2番目へワープして、そのポータルキーを取得する。
そのワープ先は、ステージによって異なるので、以下の記事でステージごとのワープ先を確認していただきたい。
誰よりも先にポータルキーを取得して、そのポータルキーを守り抜けるのがベスト
しかし、ドアでワープした直後、敵が2人がかりで狙ってきたり、ポータルキーから剥がそうとしたりと、全力で襲いかかってくる。
敵の猛攻に耐えたり攻撃をかわしたりして、必死に耐えよう
ここで最も重要なのは、極力死なないことだ。
倒されそうになったら、敵陣の守りは諦めてC地点へ戻り、そちらを守るようにしよう。
ポータルキーから剥がされた場合
倒されはしなかったが、ポータルキーから近距離攻撃カードや、周囲攻撃カードなどで剥がされてしまった場合でも、敵陣から逃げて、C地点を制圧。
先に味方がC地点を制圧してくれていたら、そのままC地点内でスキルゲージをためよう。
守りにくいC地点だが、リードされるよりはいいので、意地でも自陣を守りきる気持ちで挑もう
倒されてしまった場合
万が一、倒されてしまったときは、自陣が広がりきっていないとしても、まっすぐC地点へ向かおう。
基本的に、タンクがスキルゲージをためる優先度は、他のロールと比べて低め。
味方にスキルゲージをためてもらうために、タンクは最前線であるC地点へ向かい、味方を自陣に戻してあげよう。
属性相性を考えてダメージ軽減
もし、こちらが攻撃側だった場合は、敵に弱点を突くように属性変更をして、攻撃しているプレイヤーが多いだろう。
属性で弱点を突くと、ダメージが1.2倍になる。攻める側は、できるだけ敵の弱点である属性で攻撃するのが、基本となる
属性変更は、逆に守る側でも使うことができる。
敵に通常攻撃で弱点を突かれていたら、違う属性に変更して、ダメージを軽減することができる。
ガンナーや通常攻撃が強いアタッカー(マリアや乃保、ポロロッチョなど)に対して有効だ。
こちらが属性変更で弱点を回避することで、敵も再び弱点属性への変更を強いられる。そして、こちらも再び属性変更。いたちごっこになることもあるが、相手にストレスや、何もしないよりも気を引くことができる
また、敵のデッキを予測して、事前に属性を変更するのもアリ。
例えば、忠臣と対峙した場合、フルーク(火属性)とカノーネ(水属性)がデッキに入っていることが多いため、どちらの弱点も突かれない水属性に変えて待ち構える。
忠臣に狙われていると感じたら、すかさず水属性へ変更。ただし、別の属性の攻撃カードである可能性もあるので、敵がカードを使う瞬間を見逃さないようにしよう
また、まといは火属性、アダムは水属性の攻撃力がアップするアビリティがある。この2人と対峙したら、迷わず弱点が突かれない属性へと変更しよう
敵に完全無視されたときはどうするべきか
倒すのが難しいと判断されたタンクは、敵に無視されがち。
そうすると、味方2人と敵3人がタンクから離れたところで戦うことになり、味方に負担がかかってしまう。
味方2人が倒されてしまうと、敵3人から袋叩きにされるか、2つのポータルキーを同時に狙われるなど、ポータルキーが守りづらくなる。
それでは、敵から無視されないようにするには、タンクはどのような動きをすればいいだろうか。
劣勢時を中心に紹介していく。
エリアが広がっていないポータルキーに張りつく(劣勢時)
開幕のドアで剥がされたあとや、敵が広げきっていないポータルキーのエリア内に居座り、敵が目を離したスキに奪ったり、いつ奪われるかわからないというプレッシャーを与えたりする効果がある。
また、エリア内に居続けることで、これ以上敵にエリアを広げさせないようにする。
ほぼ確実に1人は引き付けられるため、敵2人vs味方2人での戦いに勝ってもらうという、味方依存にはなるが、味方といっしょに戦うよりは、勝ち筋がグッと上がる。
エリアの広がりきっていないポータルキーに張り付き、常にこちらに目を向けて、思い通りに動かせないようにする。味方が敵を倒したり、気を引いてくれたりして、スキができたら、そのポータルキーを奪うことができる
敵陣側へ行き、敵を1人引きつける(劣勢時)
リードを許していて、敵陣のエリアもほぼ広がりきっている状態だった場合、C地点に居座ってもできることは少ないので、敵陣の奥へ行き、敵を1人でも引きつけよう。
C地点からできるだけ遠くへ、敵を引きつけることにより、敵2人vs味方2人での戦いに持ち込ませる。
その戦いに勝ってもらい、C地点を取り返すのが目的だ。
敵のリリカを敵陣1番目付近へ引きつけている。C付近で味方2人と敵2人が戦っている状況。味方まといがHSを使って、確実に勝ちをもぎ取り、C地点を制圧。制圧後は、敵陣に居座る必要がないので、C地点へ戻り守りに徹しよう
スキをついて裏取りへ(劣勢時)
それでも取り返せない場合は、マップや状況を確認しながら、敵のスキを突き裏取りで逆転を狙おう。
確実に裏取りが決まるならば、ドアを使って、奪いたいポータルキーへ行っても構わない。
味方のきららがHSを発動。これにより、敵がHSの対応に追われるスキを突いて、敵陣最奥のポータルキーの裏取りを目指す。きららのHSにより、敵が2人倒れ、無事裏取りが成功した
妨害カードで味方をサポート(常時)
デッキにおいて、イェーガーなどのダメージカットのカード、回復カード、ドアの他に、もう1枠として、妨害カードを入れるのもアリだ。
その場合、味方をサポートしたり、時には自力でポータルキーを取り返したりすることも可能になる。
しかし、そのぶん耐久力は落ちるので、好みで採用しよう。
敵のリリカをスタンさせて、味方にキルをしてもらうサポート
味方がポータルキーを制圧中に、敵のVoidollが割り込むためにダッシュでポータルキーへ向かっている。それを妨害するためにスタン。無事、制圧することができた
ドアを持っていない場合は?
もし、ドアが未所持だったら、代用として「ぶじゅつかの超速加速」がおすすめ。
しかし、ある程度足の速さがあるタンクでないと運用が厳しい。
ぶじゅつかで運用が可能なタンクは、こちらの4名。特におすすめなのは、最初のヒーローガチャでも入手可能なジャンヌ
開幕と同時に使用して、真っ先にC地点へ向かおう。
敵にスプリンターがいた場合、先に奪われてしまうことがほとんどだが、妨害カードを使い、敵を弾き飛ばせば、奪い返すことも可能だ
そこからは、本記事で紹介したタンクの立ち回りとほとんど同じになる。
しかし、ぶじゅつかは最高レア度のURなので、入手が難しい。
もし、ぶじゅつかがなければ、敵を妨害できるカードを使い、味方をサポートしよう。
SRカードの中なら、敵を遠くに飛ばせる【押】【近】カードや、周囲の敵の動きを止められる【止】【周】カードもおすすめ
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